しかもアキちゃん気づいてない?
でもポケットに携帯はいってて制服と擦れてあの物音が聞こえていて、声が遠いのも小さいのもポケットに携帯があるからって考えれば....
私も前に鞄の中でなぜか開いてないアプリ起動してたりしたことあるなぁ、意外にあるあるだよね。
じゃ、なくて....!
『ふーん、彼女、凛ちゃんだよね?かわいそー。というか外で待ち合わせればよかったのになんで屋上なの?』
『寄り道とかされて会ったら困るだろ、屋上で凛が門を通るのみたらでる』
あ、この女の子の声知ってる、ええと、たぶん1年生の時同じクラスだった紫乃(しの)ちゃんだ!あの学年で1番美人でスタイルいい子と浮気してるの?ま、まじかー。
だんだんと脳が情報を処理しはじめて携帯を持つ右手が震える
また力を込めて握りしめてローファーを脱ぐことも忘れて屋上へ走った。
ガチャン!と音がなるほど勢いよく扉を開けると
アキちゃんと目が合った。その隣には紫乃ちゃんがいてアキちゃんの腕に抱きついていた。
なにかの間違いだって思いたかったけど、やっぱり...
視界が歪んで涙が溢れるのをグッと我慢しながら叫んだ。
「アキちゃん!どういうこと!?浮気してたの!?」
「凛!?ど、どうして!!」
目を見開き驚くアキちゃんとは対照的に何も言わずに紫乃ちゃんは私をみている。
