「活力がいたらな」

早く早くと急かされても屈託ない笑顔に
変わりのない君の事を心配していた

春風に急くなかれ

彩りがのんびり気分の僕たちを浮き立たせ
春には何か始めなければの緊迫感

余所見しながらも吉日には四行分の願い

もしかしたら他の人は終わっているのかも
そんな風に思ってた若い頃よりも
達者になっていく昔の面影

止まれの文字が逆になってる
こんな事で悩みながら心配事は積み重なり
どうでもいいことなんて無いのかもって
終わりのこない一日を嗜んでいた

喜びもあの時と似てきて
進めるのは若者への応援

まだ座って見ていた新しくなっていく影のある街
少しだけ寂しい思いを感じながら
シャッターに風が当たり少しでも
錆が落ちるように祈る空っぽの夜の信号の音

栄えたままの年月日に新しくなるのは
上に被せたビニールだけ

放送が空振るさようならのない街
僕だけのただいまを一つ