最強の男からの溺愛

「お前も言われただろ、最強の魔術のギフトを持つならばその力を国のために生涯捧げろって」

逃げる事は国を裏切ること。

「まぁ、でも魔力量が少ないから最強にはなれなさそう」

そういうけれど

「まだ習得してないみたいだけど、お前は遡りの魔術がある限り最強と呼ばれるはずだ」

俺のコピーには欠点がある。

その人の最大の大技はコピーできないということ。

何度か試したけど出来なかった。

複雑怪奇な魔術方式があるわけでもないのに、唱えても何も現れない。