最強の男からの溺愛


「戻りました」

「おかえり」

ベッドに寝転がりながら、誉が私を迎える。

ここ、私の部屋なんだけど、誉の方が主人に見える。

「歯も磨いた?」

「当たり前でしょ」

誉がぽんぽんと自分の横を叩くので、ベッドに入る。

「蜜映」

そう呼ばれ顔を向けるとキスをされる。

「ん…うぅ…」

クチュクチュと態とらしく舌を絡ませる誉をうっすら開いた目で睨む。

「充電充電、俺は今日疲れてるからね」

最強の彼にとって、大概の魔物を倒すことはわけないのに。