均衡が崩れたのは、高見先輩の狙撃からだった。 魔力の込められたゴム弾は、言霊の魔術式の対象。 久世先輩を狙った弾が、言霊で軌道を変えて高見先輩を狙う。 相殺するように、もう一発放ち、撃ち落とす。 しかし、それで高見先輩の場所が割れたようだ。 ターゲットは高見先輩に絞られたようだ。 フィールドの魔術師たちが動くのがモニターから確認できる。 高い木から飛び降りる高見先輩、それを見つけて追うのは南雲龍二だ。 久世先輩よりも南雲の方が背後に回っていたようだ。