「いや、人間同士が戦ってるっていうのに本当に容赦ないわよね」 理上先生が額に手を当てる。 「一人目の棄権者がこれだもの。すごい負傷者が出てきそう…」 「まぁ、先生安心してください。最後は氷漬けにするつもりなんで」 誉がにっこり笑う。 「あ、光った」 和成がそう言うけど、魔力のない私には魔力を用いた攻撃が見えない。 「東條の光の魔術を久世が言霊で返したな」 「なんも見えてないけど、桃が感電して倒れたのは分かった」 二人目の棄権者は一年の光の魔術師東條桃だ。