「西園寺さんと三輪さんはモニタールームで戦況をメモしてください」 個人戦と称された学生魔術師同士の殺す以外は基本的に何をしてもいいという戦いが始まろうとしていた。 私と、サポーター希望で入学した3年生の三輪先輩は魔術師じゃないので先生たちと同じモニタールームで戦いを見ることになった。 「失礼します」 モニタールームに入ると和成がいた。 「和成は学生じゃないもんね」 「そうそう」 席につき、メモ用のノートとペンを持つ。