「それでも現状を蜜映は気に病むだろうな」

早く終わらせなきゃいけない、そうは思ってる。

それでも

「魔物の巣窟に行くには、それなりの準備が入りますからね」

四天王の方も慌ただしく準備しているが、本部とも言える

俺と和成、そして学校に籍を置く魔術師はまだ準備に取り掛かったところだ。

「強くありたいな」

車に乗り込み、次の現場に行く。

「早くこの悪夢が終わるといいですね」

「他人事みたいに、お前も討伐に行くんだぞ」

「分かってますって」

あと3日で個人戦だ。