「魔物の退治は一刻を争うということだな」
学長がため息を吐く。
「新学期からやる予定だった、個人戦でのレベル分けを来週から行おう」
毎年、二学期に行われる学生が個人で戦い合う模擬戦がある。
その状況を全てカメラで撮影して、レベルが上がったのかそのままなのか、昇級テストを受けるに値するのかを判断する。
高校の真裏の森に、魔術師として所属する学生が一気に出されてあちこちで戦い合う。
「まだ、魔術師としての任務もありますが」
「しかし、レベル分けを新しくやらないと討伐隊の編成も組めない。来週の個人戦の日は大人の魔術師に任務を振り直そう」
その言葉に全員が頷く。
