仕事が終わり、オフィスを出て急いでケーキ屋に

向かう。今日は、たくまの誕生日だから、ケーキ

を注文した。今年はサプライズをしようと、たく

まには残業になるかもと伝えた。たくまはそっか

としか言わなかったけど、雰囲気からして少し残

念そうだった。自分の誕生日を忘れてると思って

いるのだろう。たくまが帰ってくるまでにご飯を

作って、飾りつけもしなければいけない。私の足

どりは自然と早くなっていた。