里帆の家を出て2人で無言で目的地を決めずにただ中島くんの背中についていく。



着いたのは、、



「ここ僕の家です」


外壁がコンクリートで覆われていて、門を潜ると庭が大きい。



学校のグラウンドくらいあると思う。


「お父さんはいないの?」
「父は今海外にいるんで、たまにしか帰ってこないです」



じゃ、ずっと一人暮らしをしてたんだ…


だからあんなに料理が上手だったんだ。


「ここ座ってください」
「うん」



白の大きいソファーに座る。