名も無き世界で私は君に

そんな莉瑚は誰にも頼らなくて強い子……私なんかよりすごいなぁって思ってた。
そんなある日に女子からの嫌がらせがエスカレートして体育館裏倉庫に呼び出されていた。それを近くで聞いていた私は流石にまずいなと思い莉瑚の後を着いて行った。
案の定女子からの悪口が莉瑚に向けられていて莉瑚は平気な顔をしていた。いや無理にでもしていたんだ……だって私は見えた。莉瑚が泣きそうだったのを……
いてもたってもいられなくなった私は後先考えずに莉瑚と女子の間に割って入った。
「「「五条さん??」」」
私の突然の登場に莉瑚はもちろんのこと女子達もびっくりしていた。
「そういうの、よくないと思うけど??」
きっと私は女子達を睨んで言う。
彼女たちは苦しそうに唇を噛んで逃げていった。