迎えた週末。お義父さんとお義母さんに双子をスカイツリーに連れていきたいと言われ、六人でやって来た。
当然双子はこんなに高い場所にくるのは初めて。怖がらないか心配だったけど、反応ははっきりと別れた。
「わぁ~! じいじ、ばあば! たかいたかいだよ!」
「そうだろう? びっくりしたか?」
「星七ちゃんとは違って、星斗君は怖いのね」
お義父さんと一緒に外を見て興奮する星七とは違い、星斗はお義母さんにぎゅっとしがみつき、恐る恐る外の様子を眺めている。
しかしそれも少し経つと平気になったようで、星斗は星七とともに楽しそうに景色を眺めていた。
「優星、ふたりのことは私たちが見ているから、少し星奈さんとゆっくりしてきたらどう?」
「そうだぞ、デートなんて久しくしていないんだろ? ふたりの時間を大切にしなさい」
ふたりにそう言われ、私たちはお言葉に甘えてふたりでゆっくりとスカイツリーを見て回った。
「俺、来たの初めてなんだ」
「実は私も」
お互いカミングアウトして笑い合い、スカイツリーから見える景色に目を奪われた。
休日ということもあって、展望台デッキには多くの家族連れが来ており、何度も双子と同じくらいの子供とすれ違う。
当然双子はこんなに高い場所にくるのは初めて。怖がらないか心配だったけど、反応ははっきりと別れた。
「わぁ~! じいじ、ばあば! たかいたかいだよ!」
「そうだろう? びっくりしたか?」
「星七ちゃんとは違って、星斗君は怖いのね」
お義父さんと一緒に外を見て興奮する星七とは違い、星斗はお義母さんにぎゅっとしがみつき、恐る恐る外の様子を眺めている。
しかしそれも少し経つと平気になったようで、星斗は星七とともに楽しそうに景色を眺めていた。
「優星、ふたりのことは私たちが見ているから、少し星奈さんとゆっくりしてきたらどう?」
「そうだぞ、デートなんて久しくしていないんだろ? ふたりの時間を大切にしなさい」
ふたりにそう言われ、私たちはお言葉に甘えてふたりでゆっくりとスカイツリーを見て回った。
「俺、来たの初めてなんだ」
「実は私も」
お互いカミングアウトして笑い合い、スカイツリーから見える景色に目を奪われた。
休日ということもあって、展望台デッキには多くの家族連れが来ており、何度も双子と同じくらいの子供とすれ違う。



