双子を身ごもったら、御曹司の独占溺愛が始まりました

「んっ……あっ」

 次第に息が上がり、漏れた甘い声に触発されたように口づけは深さを増す。

「星奈……」

 ゆっくりとソファに押し倒され、彼は余裕ない手つきで身体中を撫でていく。

「え? あ、待って優星君」

「待てない。ここで抱かせて」

 すっかり私の感じやすいところを熟知している彼は、すぐに私の抵抗を奪っていく。

「んっ」

 優しい愛撫に思考回路を断たれ、抗うことができなくなる。

「痛くないか?」

「う、ん」

 早急に繋がった身体を気遣い、キスをしながらゆっくりと揺すられる。そのたびに快楽が押し寄せてきて声を抑えるのに必死だ。

「星奈」

 名前を呼ばれるたびに、胸がきゅんとなる。彼に呼ばれると、自分の名前がいつも特別なものに聞こえるんだ。

「優星君、大好き」

 たまらず愛の言葉を囁けば、彼もまた「俺も愛しているよ」と言ってくれた。
 大好きな人に抱かれ、私は幸せで満たされた。