双子を身ごもったら、御曹司の独占溺愛が始まりました

 それから四人で食卓を囲み、夕食をとるのが最近の日課になっていた。

 まだうまく食べられない双子の面倒を見ながらになるから、私と優星君がゆっくりと食べられるのは双子が食べ終わってからだけど。

「ごちそーさまでした!」

 仲良く手を合わせた双子に麦茶を飲ませ、やっと私たちも一息つけた。

「じゃあ俺たちも食べようか」

「そうだね」

 さっそくハンバーグに箸を伸ばした優星君の様子を眺めてしまう。すると彼は顔を綻ばせた。

「うん、やっぱり星奈のハンバーグはうまいな」

「ありがとう」

 よかった、美味しいって言ってもらえて。

 夕食時に彼は私たちが今日一日どんな風に過ごしていたのか聞いてくる。それに対して双子はその日にやったことを優星君に話すんだ。それを彼は楽しそうに聞いてくれる。

「そっか、俺の似顔絵を描いてくれたんだ。ありがとうな、ふたりとも。食べ終わったら見せて」

「うん、みせてあげる」

 食事を終えても優星君がたくさん話しかけてくれるから、双子たちも飽きずに座ってくれているからゆっくり食事をすることができてすごく助かる。