翔目線

優希が玄関で倒れてしまい、

優希を部屋に運んだ後、

俺は陽葵に優希を頼みリビングにいる。

帰っても良かったが

それも悪い気がして

リビングでゆっくりしていると

足音が近づいてきて

ドアが開くとそこに陽葵がいた。

「どうした?」

俺が聞くと

「目を覚ました」

そう言った。

俺と陽葵は一緒に階段を上がり、

優希の部屋に向かった。

その途中、陽葵が優希の顔が

赤くなっていたから

熱が上がったのかもしれない

と言っていたがおそらく違うだろう。

あいつはすぐに顔に出るからな。

そう思い、陽葵には

「大丈夫」

とだけ言い優希の部屋に入った。



優希目線


ましろんが翔を呼びに行き少し経つと

翔とましろんが一緒に入ってきた。

「体調はどうだ?」

翔がそう聞いてきたので

「もう平気」

そう言ってベッドから起き上がった。

「いやー

でもまさかましろんが

来てくれるとは

思わなかったなー」

そう言うとましろんが

「翔兄が誘ってくれたの。」

そう言った後、

ましろんが何だかそわそわしていて

何か気になるのだろうか?

「どうかした?」

そう聞くと部屋を見ながら

「本がいっぱいあるんだね」

そう言ってきた。

確かに。

俺は結構、本を持っている。