僕は彼女が帰った後、

久々に泣いた。

彼女の事を幸せに出来なくて、

未来を一緒に歩めなくて、

これから彼女が悩んでも

僕は聞いてあげられない。

そんなことが僕は

悔しくて、悔しくて、

悲しくて、寂しくて、

彼女の未来にきっと出来る

恋人が、旦那が羨ましくて、

絶対に

僕の方が幸せにしてあげれるのに、

生きていたら、病気じゃなかったら、

君と歩む未来が

僕の生きる意味だったのに。

泣いても泣いても、

未来は変わることはなくて、

僕は自分の死ぬ未来が近いことが

わかっていて悔しくて泣いた。

·····陽葵を幸せにしたかった。