そう言ってまた蓮が

びっくり箱を僕に向けて開けた。

「何回すんだよ」

僕がそう言うと蓮は

ゲラゲラ笑っていた。

この日、2人は一日中いてくれた。

冗談を言ったり、

思い出話をしたり、

僕が疲れて眠っている間も、

2人はいてくれた。

帰ったのは面会時間が終了の

20:00だった。

僕はまた、心が満たされていた。