考えても仕方ない。

何回かここで過ごすうちに

そう思うようになった。

不思議と不安感も少なくなり、

ただ、ただ、目が覚めるまで

ここで待っているだけ。

しばらくすると光が差して

気づいた。

ああ、やっと目が覚めるのかと。

そして目を開けると

そこには母さんと父さんがいた。

「よかった·····。」

母さんは涙を堪えようとしてるけど

目から涙が溢れていた。