「それって問題あります?」 「気になるよ」 「なんでですか。 そんなこと気にする必要なんて全くないじゃないですか」 「亜南くんはそう言ってくれるけど、 私が二十歳のとき亜南くんは八歳だったんだよ。 一回り違うって、そういうことだよ」 「俺、今は八歳じゃありませんよ」 「それはそうなんだけど……」 「見てほしいです。 俺のこと一人の男として」 亜南くんの瞳が。 とても色気を含んでいて。 それだからだろうか。 ドキドキしてくる。