「こんなにいっぱいいの?嬉しい」
月の精にぎゅっと抱き着かれる。
うひゃっ。馴れないスキンシップ。
細く見えるけれど、しっかりと男の人の体だ。170センチくらいとディールさんとかに比べれば小柄だけど、それでもやっぱり女の子とは違う。
「僕、リョウナのポーション飲むと元気になれるんだ。えへへ、今1本飲んでいい?」
体を離すと月の精がニコニコと笑っている。うん、まるっきり意識してないよね。そりゃそうだよ。
月の精がポーションを1本飲み干した。すると、前と同じように発光し、光の筋が月へと伸びた。
すごいなぁ。魔法なのかな。
「うわぁ、まただ。ごめん、もう行かなくちゃ。ディールに怒られちゃう」
光り出したとたんに月の精が慌てだした。
ディールに怒られる?やっぱり知り合いなんだね。
「リョウナともっと話がしたかったのに……また来るね」
ばいばいと手を振って月の精が消えた。
ありゃ、今日はポーションを買いに来ただけ?忙しいのかな?パズ君元気か教えてもらえばよかったな。パズ君によろしくねっていえばよかったかな。
残されたのは私の手のひらに銀貨が1枚。
◆
銅貨100枚で銀貨1枚なのか。仮に銅貨1枚が100円ならば100枚で1万円。100枚単位でコインのくらいが上がるなら銀貨100枚で金貨。金貨1枚100万円か。ハナの借金は金貨3枚なら300万円……。月収平均2万の世界と20万の世界じゃ300万円の価値も全然変わるしなぁ。結局お金に関しては全然分からないな。
といはいいつつ、もらった銀貨はリュックの中の財布にしまう。……100円玉と見た目はそんなに変わらない。1万の価値があるように思えないね。
足音が聞こえたので、板の上に転がり布をかぶって寝たふりをする。リュックは枕にはせずに、抱きかかえるようにして体を丸めて寝ころぶ。
……最悪、月の精がまた来ると言っていたので、盗られたら取り返してもらえるかな。不思議な力で。
お礼はポーションしか出せないけど……。
ああ、お腹がすいた。こちらの世界のお金が手に入ったんだから……。何か買って食べたい……。
「起きて、朝よ」
「ああ、ハナ。おはよう。起こしてくれてありがとう」
昨日と同じようにパンを受け取り、半分にして食べる。
それから、また横になった。
「サボるつもりかい?」
月の精にぎゅっと抱き着かれる。
うひゃっ。馴れないスキンシップ。
細く見えるけれど、しっかりと男の人の体だ。170センチくらいとディールさんとかに比べれば小柄だけど、それでもやっぱり女の子とは違う。
「僕、リョウナのポーション飲むと元気になれるんだ。えへへ、今1本飲んでいい?」
体を離すと月の精がニコニコと笑っている。うん、まるっきり意識してないよね。そりゃそうだよ。
月の精がポーションを1本飲み干した。すると、前と同じように発光し、光の筋が月へと伸びた。
すごいなぁ。魔法なのかな。
「うわぁ、まただ。ごめん、もう行かなくちゃ。ディールに怒られちゃう」
光り出したとたんに月の精が慌てだした。
ディールに怒られる?やっぱり知り合いなんだね。
「リョウナともっと話がしたかったのに……また来るね」
ばいばいと手を振って月の精が消えた。
ありゃ、今日はポーションを買いに来ただけ?忙しいのかな?パズ君元気か教えてもらえばよかったな。パズ君によろしくねっていえばよかったかな。
残されたのは私の手のひらに銀貨が1枚。
◆
銅貨100枚で銀貨1枚なのか。仮に銅貨1枚が100円ならば100枚で1万円。100枚単位でコインのくらいが上がるなら銀貨100枚で金貨。金貨1枚100万円か。ハナの借金は金貨3枚なら300万円……。月収平均2万の世界と20万の世界じゃ300万円の価値も全然変わるしなぁ。結局お金に関しては全然分からないな。
といはいいつつ、もらった銀貨はリュックの中の財布にしまう。……100円玉と見た目はそんなに変わらない。1万の価値があるように思えないね。
足音が聞こえたので、板の上に転がり布をかぶって寝たふりをする。リュックは枕にはせずに、抱きかかえるようにして体を丸めて寝ころぶ。
……最悪、月の精がまた来ると言っていたので、盗られたら取り返してもらえるかな。不思議な力で。
お礼はポーションしか出せないけど……。
ああ、お腹がすいた。こちらの世界のお金が手に入ったんだから……。何か買って食べたい……。
「起きて、朝よ」
「ああ、ハナ。おはよう。起こしてくれてありがとう」
昨日と同じようにパンを受け取り、半分にして食べる。
それから、また横になった。
「サボるつもりかい?」


