たくましい裸がまぶしくてついつい目が釘付けになる。


あ、あれ、もしかして。


部屋に引き入れたから勘違いされちゃったのかな。


別にそういう意味じゃなかったんだけど。


ただ話をしようと思っただけで。


でも、久しぶりに誰はばかることなく二人きりでゆっくりできるんだし、そういう雰囲気になってもおかしくないか。


だって私達、付き合ってるんだもんね。


「あの……」


胸がトクトクと鳴って顔が熱くて俯いた。


この後、私どうなっちゃうんだろう。


なんて思って照れていたら、今脱いだばかりの彼のTシャツをパサリと頭からかぶせられて。


うちの柔軟剤の匂いがふわりと鼻腔をくすぐった。


「ふぇ?」


「動くな」


翔くんはムスッとしながら私にそのTシャツを着せてくれた。


それは私にはブカブカで、ふとももの半分くらいまで隠れるくらいの長さ。