早口にまくしたてる歌ちゃん。
ハッとして周りを見たら、たくさん人が集まってきていて注目を浴びまくっているみたいだった。
いくら兄妹でもこんな目立つところで手を繋いで見つめ合っていたら変に思われる。
顔から火が出そうなくらい恥ずかしい。
やだ、全然周りが見えなくなっていたみたい。
それはきっと兄だって同じ。
歌ちゃんはその場を取り繕ってくれようとしているんだと思った。
「うんわかったよ。ありがとうね、歌ちゃん」
兄にお礼を言われた歌ちゃんは大きく頷く。
「はい、あとは任せてください」
明るくウインクする。
なんて頼もしい親友だろう。
兄は歌ちゃんにもう一度お礼を言って私に向きなおる。
彼はポケットからハンカチを取り出して手早く私の瞳にたまっていた涙を拭きとってくれた。
その間もずっと私は彼の手を離さなかった。
照れ臭かったけどずっと繋いでいたいと思った。
「チー、熱があるみたいだから保健室へいこう」
確かに身体中がのぼせたように熱く感じる。きっと顔が真っ赤になっているんだろうな。
コクっとうなずき彼に手を引かれて歩く私の足どりはフワフワしてて夢の中にいるみたいだった。
ハッとして周りを見たら、たくさん人が集まってきていて注目を浴びまくっているみたいだった。
いくら兄妹でもこんな目立つところで手を繋いで見つめ合っていたら変に思われる。
顔から火が出そうなくらい恥ずかしい。
やだ、全然周りが見えなくなっていたみたい。
それはきっと兄だって同じ。
歌ちゃんはその場を取り繕ってくれようとしているんだと思った。
「うんわかったよ。ありがとうね、歌ちゃん」
兄にお礼を言われた歌ちゃんは大きく頷く。
「はい、あとは任せてください」
明るくウインクする。
なんて頼もしい親友だろう。
兄は歌ちゃんにもう一度お礼を言って私に向きなおる。
彼はポケットからハンカチを取り出して手早く私の瞳にたまっていた涙を拭きとってくれた。
その間もずっと私は彼の手を離さなかった。
照れ臭かったけどずっと繋いでいたいと思った。
「チー、熱があるみたいだから保健室へいこう」
確かに身体中がのぼせたように熱く感じる。きっと顔が真っ赤になっているんだろうな。
コクっとうなずき彼に手を引かれて歩く私の足どりはフワフワしてて夢の中にいるみたいだった。



