そのころ、 女の子は 机の上で昔拾った 今ではもう散り際の月下美人の横に、 男の子の花と入れ替わりのように 新しく咲いている綺麗な月下美人を、 儚げに見つめた後、 再びプレゼント用である キブシという花を包装し始めた。