眠れない総長は眠り姫を甘く惑わす




「……御影さ、……待っ……」

「つーか、銀のこと考えたらまじで抑え効かなくなるわ」

「え……あっ、」



自分本位な感情をぶつけるみたいに、容赦なく御影さんの熱に襲われる。


だけどそのひとつひとつはひどく優しくて、心も体も怖いくらいに満たされていく。



「御影さん、やきもち妬きなんだ……、」

「……だったら?」

「私と、同じだね……」

「なんだそれ。ずいぶん余裕あるんだな」

「、ちがっ…」



私を抱えるようにして、キスをしながら御影さんが体重をかけてくる。


誘導されるように倒れ込んだ視界には、六畳一間のぼろい天井と、それを遮る形で御影さんが映った。