眠れない総長は眠り姫を甘く惑わす




意地悪な笑顔を見せつけて、御影さんが「ほら」と催促するように目を閉じた。



「、…」

「……」



恥ずかしいけど、緊張するけど……


好きなのは御影さんだけだって、キスひとつで伝わるなら。



「じゃ、じゃあ、するよ?」

「ふっ、キスの宣言するとか、どんだけ可愛いんだよ」

「か、からかわないで! ほんとにするからね」

「ん、どーぞ」



宣言をした数秒後、大好きな人の足の間に座ったまま……


私なりに精一杯のキスを届けた。



触れるだけの、一瞬のキス。



「……は? もう終わりかよ」

「だって、恥ずかしい……」

「あと10回。そしたら慣れんだろ」

「うぅ……」

「ほら、目瞑っててやるから」

「、…うん」



そうして、2回のキス。