御影さんの声に背中を押され、震える手で救急車と警察を呼んだ。 大丈夫、大丈夫だよ。 2人とも、戻ってくる。 銀くんも御影さんも、私とリクくんのところに絶対戻ってきてくれる。 言い聞かせる間も、銀くんの呼吸は一層浅くなっていた───