眠れない総長は眠り姫を甘く惑わす




「やっぱりやめよう、こんなこと」

「、…大丈夫、……私は大丈夫だから、」

「ううん、ダメだよ」

「っ…」

「ごめんね、みのりちゃん。もうこれ以上は……」




呟くように言葉を紡ぐ銀くんの目は、私を気遣う優しさに満ちている。



銀くんの心はどこまでも、深い優しさでできているんだ。




───そう、この瞬間まで思っていたのに。





「ふ、」

「…?」

「はは、あははは」



……銀、くん?



「あーよかった、いいものが撮れて」

「…え?」



銀くんの目は一瞬の瞬きのあと、薄い笑みに切り替わった。