眠れない総長は眠り姫を甘く惑わす









「……本当にいいの?」



誰もいない部屋に2人で入った。


小町さんと使った空き部屋でも、銀くんが住む部屋でもない、初めて入る殺風景な個室。


私はすでにベッドに横たわっていて、銀くんは両手をついた状態で私に(またが)り見下ろしてくる。



「御影くんのこと、好きなんだよね?」

「私が誰となにをしても、御影さんは気にしないと思う……」

「みのりちゃんは傷つかない?」

「………傷つかないよ」

「……」



答えると、銀くんは一瞬黙って、それから触れるだけのキスをした。



「これでもう後戻りはできない。本当にするよ」

「うん……」



最後の確認をして、今度は体ごと沈めるように深い口づけが始まる。