眠れない総長は眠り姫を甘く惑わす




「それって……もしかして、銀くんとってこと?」

「もちろん」

「銀くん、そういうこと……その、したい、の?」

「うん、したい」

「、…」



白いベッドの上、顔の両サイドに手をついて私を見下ろす銀くんが……


ふ、と影を落とすように近づいてくる。



したいのは、私となのか、誰とでもなのか。

大事なことを聞くタイミングを逃したまま、キスまであと数センチのところで、



「ダ、ダメ……!」



銀くんの体を、強く押し返した。

思いの外呆気なく持ち上がったから、もしかしたら本当にするつもりはなかったのかもしれない。