眠れない総長は眠り姫を甘く惑わす




銀くんを見送ったあと、もう一度ベッドに潜り込む。


私が風邪で倒れたこと、御影さんには知らせたのかな。


なにかあったらすぐ連絡。そういう決まりになってるって言ってたし、きっと連絡済みだよね。



だけどスマホを見ても、御影さんからの連絡はない。

……怒ってるの、かな。



コンコン


「みのりさん、大丈夫っすか?」



ノックのあとドアからひょこっと顔を覗かせたのは、リクくんだ。



「あれ、リクくん学校は?」

「今日は文化祭の振り替え休日っす」



文化祭、か。

そんな話を聞くと、リクくんも普通の中学生って感じがするな。


あ、でも……



「どうかしたっすか?」



ひょこひょこ歩いて、リクくんが傍にやって来た。