円城寺家のイケメン探偵 ~脅迫状に込められた思い~

「兄妹」でなければ…って、ちょっと気の毒にも思うけど…


だけど、きっと…


初音ちゃんは、今の状況で十分幸せなんだろうな。


本当に…罪な男だな、湊音さんは。


ダンディで、優しくて、あまりにかっこよ過ぎるよ。


でも…


凛音の次に…だけどね。


『さあさ、そろそろ夕食の時間ですよ。皆さん、席に着いて下さいね』


良子さんと早瀬さんが食事を運んできた。


『今日は何?』


柊音君が無邪気に言う。


相変わらず今日もオシャレだな。


とても中学生とは思えないルックス。


『今日は…メインはパエリアですよ。頑張った凛音様のお好きな物をお作りしました。たくさん食べて下さいね』


と、良子さん。


早速、大きな鉄板からパエリアを取り分けてくれた。


サフラン色でたくさんの魚介が乗ってて…美味しそうだ。


食欲が増すこの香りもいい。


他にもたくさんの料理が次々とテーブルを埋めつくす。


『いただきます』