『小川君が…』
『ああ。小川君に話したら、ぜひ手伝わせて下さいって言ってくれたんだ。中島さんが犯人じゃないことを証明するために。もちろん…仲間を疑いたくはないし、みんなの「無実」を証明するためにもアリバイを聞いてみますってね』
『小川君は本当に良い子なんだね。中島さんやみんなを信じたい気持ち…すごくわかる』
凛音と私のやり取りのあと、湊音さんが、
『それで…アリバイはどうなった?』
真剣な顔で聞いた。
弁護士モードに入ってるみたい。
『ああ。みんないつものように塾なんかでサッサと帰ったみたいで、アリバイがないのは…1人だけ。だけど、その彼は今、足を骨折してて…』
『あっ、広瀬君』
『そう、その広瀬君は…松葉杖なんだよね?』
『はい。彼は今演劇部も来てないですし、放課後はお家の方が迎えに来るまで学校で1人で待つことがあります。でも、松葉杖では…』
心配そうな赤田さん。
『ああ。小川君に話したら、ぜひ手伝わせて下さいって言ってくれたんだ。中島さんが犯人じゃないことを証明するために。もちろん…仲間を疑いたくはないし、みんなの「無実」を証明するためにもアリバイを聞いてみますってね』
『小川君は本当に良い子なんだね。中島さんやみんなを信じたい気持ち…すごくわかる』
凛音と私のやり取りのあと、湊音さんが、
『それで…アリバイはどうなった?』
真剣な顔で聞いた。
弁護士モードに入ってるみたい。
『ああ。みんないつものように塾なんかでサッサと帰ったみたいで、アリバイがないのは…1人だけ。だけど、その彼は今、足を骨折してて…』
『あっ、広瀬君』
『そう、その広瀬君は…松葉杖なんだよね?』
『はい。彼は今演劇部も来てないですし、放課後はお家の方が迎えに来るまで学校で1人で待つことがあります。でも、松葉杖では…』
心配そうな赤田さん。