実は私…


子どもの頃から、ちょっとした変な能力があって…


それに初めて気づいたのは、小学2年生の時だった。


ある日、私はたまたま担任の男の先生に…「触れた」。


その時、頭の中に一瞬何かの「映像」が流れ込んできた。


それは半分ぼやけたようで、今見ている景色じゃなく、過去なのか未来なのか、もしかして「夢」なのか…


映像が流れてる数秒間は体が固まって動けなくて…


よくわからない不思議な感覚だった。


子どもだった私は、その出来事がすごく怖くて驚いた。


映像になって出てきたのは…担任の先生だってことはなんとなくわかった。


先生が、教室に1人で立って…


誰かの机の中に手を入れてる?


そして、何かを取り出した…


ハッキリとはわからないけど、それはちょっと細くて長い物…


そこで私は「不思議な感覚」の世界から一気に「現実」に引き戻された。


フッと体が軽くなる。