また寒気がひどくなり
素早く布団に潜った……




すると何分もたたないうちに
電話がなった……




―――プルルル~プルルル~




「電話……お母さんかな?」




渋々布団から出て
電話をとった…………




「はい、もしもし…?」




『………………』



「…?もしもし………?」



『…………ポタッ…ポタッ…』



受話器の向こうから
水が垂れてるような音だけが
した………



「…何?いたずら……?」



『………………ポタッ』




また寒気がして布団に
もどりたかったので電話を
切ろうとした………すると



『……よ…う…ふ…く…』



と不気味な声がした……


「へ?ようふく?」



『ツーツーツー………』



電話が一方的に切れた……