通りの端っこに、レオンが乗ってきた白馬を繋いでいる騎士が見える。

「大丈夫。彼らは俺の味方だからね。そこの席で食べよう」

 キャロルをエスコートして、そばにあったガーデンテーブルに座らせたレオンは、向かいの席に腰かけると手を組んで、ニコリと笑った。

「――十二夜の阻止なんてさせないよ?」