クラクラとダラダラと家に帰った。

葬式はできないし、そんな費用もない。雫には両親がいないんだ。できるわけがないだろ…
「あーあ…」
絶望に満ちた声が口から溢れた。

どうでも良くなってしまった。
雫がいない生活とかどうでもいい。
俺はあいつがすべてだったんだ。
なんで…なんで勝手に… 
自分勝手すぎるんだよ…
いつも…いつも…

ベッドに倒れるように横になった。

もうこんな現実なんていらない