1日の過程が終了して
優亜と一緒に学校を出る



正直、成績は私の方が上だ。



ただ…実践の評価はいつも
優亜が上で…一体私には
何が足りないのだろう?



それすらもわからない時点で
私には声優になる才能など
ないのかもしれない



でも、諦めたくないし
戻るわけにもいかないんだ。



「じゃあ、私は彼と約束があるから!」



駅前でいつも通り優亜と別れる。



今日は寄り道して帰ろう……



好きな声優のアニメDVDでも
観察して少しでも勉強しなくては…



そう思い駅前のDVDレンタル店に入る。



ここのレンタル屋はよく来る場所で
見慣れた店員さんも多い



まあ、学校帰りに気軽に寄れるから
愛用しているだけなのだけど…