「昨日のメッセージ見てくれたかな。3巻の原稿良かったよ」

ありがとうございますと少しお辞儀をする

「それでね本題なんだけど…魁人は俺の息子なんだよ」

息子…?昨日柏木さんが言っていたことを思い出す

「で、でも苗字が…」

柏木さんが私の前に好きな味の紅茶を置く

「あー実はね僕と魁人のお母さんは離婚してね、それで苗字が違うんだよ」

元木さんにそんな過去があったとは…

息子さんがいることは知ってたけど

「話が逸れてしまったね。それでアシスタントを僕から魁人に交代しようと思っているんだよ」

「えっ」

アシスタントがクラスメイトでしかもモテ男…