『えっ!なに?!』


驚いた麗は
反射的に腕を振り払った。


「……あのさ!」


"連絡!連絡!

2年の男子バレー部の部員
緊急会議を開くので
大至急!大至急!
生徒会室まで来るように!

直に来ないと部費を減らすぞ!"


「チッ!」


「このタイミングかよ。

走らねえと不味くね?
隣の階だし!」


生徒会の呼び出しに嫌そうな顔をして
聖と伊藤は走って行った。