校舎を出ようとしたとき。


「「あっ。」」


複数の声に気がついた。


『「「…………………………」」』


聖とその友達の伊藤だった。
そして聖の手には
先ほど淳宏に頼んだ手紙が
握られていた。


ちゃんと断ったのでもう関係ないと思い
そのまま通り過ぎようとした。


『ッ!』


すると突然腕を捕まれた。