「まあまあ。
とりあえず渡したら戻ってくる?」


『大丈夫。何にもないよ。』


昭平が関わっていたので
淳宏は麗の事を心配していた。


「なら真っ直ぐ部活いく。」


『うん。ありがとうね。
部活頑張って!』


淳宏の細かい気配りや
些細な変化を見逃さない気づかいが
モテる秘訣なんだと改めて感じた。


『あっ!今日もバイトだ!』


昨日の今日なので
何事も起こらない事を願い
駅へ向かった。