「あっくんが上手いこと
あの場を修めてくれる事を願おうか。」


体育館を後にした麗たちは
佑介の提案で生徒会室に来ていた。


「フフ。そんなに固くならなくても。」


李奈は昌行と麗を交互に見て
笑っていた。


「そうだよ昌行!
せっかく麗ちゃんが隣にいるんだから何か喋らないと愛想つかされるぞ!」


ソファに座っている里奈を
後ろから抱き締めながら
佑介も二人を見ていた。


「うるせっ!」


昌行は素っ気ない返事だけ返した。