「…いまさら?」


麗の質問に
少しだけ呆れた表情をしていた。


『ですよね。
ただ…何も知らないから。』


麗にとって
"無知"とは恐怖でしかなかった。


「麗の1個上」


『え?
何で私の年齢知ってるんですか?』


昌行に歳を話した記憶がなかったのでとても驚いた。


「それは…秘密。」


昌行は色気のある顔でそう答えたのでそれ以上何も聞けずにいた。