この願いは間違っていましたか?

《瑞area》

次に目を覚ました時は朝で・・

横を見ると、木崎くんの  ・・顔、
「!!!わっ////」
チョーアップだしっ!///

「ん・・」
あ、起しちゃった

「はよ、瑞。」
「あ!お、おはよ///」
「どう?調子は?」
「んー・・昨日よりは・・」
「どれ?」
そう言って木崎くんの手が私のおでこに///
やめて~~~////


「んー・・まだ熱あるな。」
たぶん、違う熱だよっ///ソレ!
「病院連れてこか?」
「う、ううんっ!!大丈夫っ!寝ていれば治るからっ!///」

「ふ――ん、・・じゃ♪」




横にあった木崎くんの顔が ・・目の前 ・・ううん、上に?

へ・・だんだん・・近づいて?
「―――――――って!!ななにっ??!!///」
もう少しでくっつきそうだった唇をなんとか寸前のトコロで防いだ。

「またかいな。これで、手のひらにキスすんの、2回目や。」
「だ、だから、そーゆうコトばかりするからでしょっ?///」

「だって、瑞が寝れば治るって。」
「は?」
「だからぁ、寝れば治るんやろ?♪俺と♪」

・・・・ え、と ・・俺と?
寝る・・

「―――――――――――//////!!!!ち、違う~~~っ!!!そーいうイミじゃなくてっ!!!」
「じゃ、どういうイミ?」
チュ・・
え?
チュ・・
へ?
チュ・・
は?

「ちょっ、わっ///!!なにす、やめっ///」
トコロ構わずキスしてくる木崎くんに慌てたっ!
防ぎようがないっしっ!!手が足りないよ~~~っ!!

ちょ///誰か助けて~~~~!!!


~~♪~~~♪

「あ!」
「ん?」
私のスマホの着音!
「で、電話出ないと――っ、」
私が逃げるようにベッドから這い出ようとすると、
スッと木崎くんが先に立ち上がって、私のスマホを取ってきてくれた。
「ホラ。」
「あ、りがと・・」

お母さんかな?そう思いディスプレイを見ると、
≪静≫

「あ」 静~~~っ!!助かったぁ~~神だよ~~!!
ピッ。
「もし~、瑞っ?大丈夫??」
出た途端、心配してくれる静。
「うんっ!ありがとっ!!静~~~~」 でも、別なイミで大丈夫じゃないかもー!!
「そ、良かった。木崎いる?」
「え?うん」
「かわって。」

??静? 
私との会話もそこそこにで、すぐ木崎くんに電話を変われだなんて?
不思議な顔して、無言なまま木崎くんを見つめてると

「なんや?」

「ん。静が木崎くんにかわってくれって・・」
「はぁあ??なんで?」
「わかんない」 
私はそう言って、木崎くんにスマホを渡した。

「・・もし~」
いい加減な声で出る木崎くん。

静の言葉にうん、うんとうなずいてる。

なにしゃべってるんだろ

話が終わったのか、
「ほい。」 スマホをふたたび私に返してきた。

「し、静?」
まだ繋がっているのか?私は恐る恐る電話を代わった。
「あ、瑞。家には私んちに泊まってるって電話しておいたから、
安心してね。」
「あ、ありがとっ!」
「あと、今日も泊まるって言っておいたから、ゆっくりソコで治すんだよ~~~、じゃ~~~ねぇ♪」
「あ、ありが・・え?  ――――ええっつ!!!??」

プツッ・・


「ま、そーゆーこっちゃ♪」


はぁああああああっ~~~~っ????!!!

ちょっ、静っ!助けてくれるんじゃなかったの??
救世主じゃないのっ!!
神だと思ったのは私の勘違いっつ??!!

「ゆっくりしときー♪」


し、静~~~~~~~~!!!!




《奈津area》


なんかよーわからんケド、あの静て女に感謝やな。

「瑞から話あった?」
「?」
「・・まだ、言ってないんだ。ああ、まぁいいや、瑞まだ熱あるの?」
「ん?」
「だったら、今日もソコに泊めさせてもらえないかな?」
「は?・・ああ、うん。」
「やった♪サンキュ、やっぱ、イイ男だね木崎奈津!」
「はぁ」
「じゃ、瑞と代わって」

だもんな。台風のような女やわ。
でも・・  「瑞から話あった?」
て、なんや?
瑞は、なんも言うとらんし、聞いてぇへんで?

なに言われるんや俺

あ!もしかして、昨日のコトか?