《奈津area》
「さみ・・」
帰りに少しサークルに顔を出してから、俺はバイクの止めてある駐輪場へ向った。
日ィ、短こーなったなぁ・・
まだ4時半やのに、薄暗いわ
バイクの側まで来ると、
「ん?」
ゴソッ・・
く、黒い物体っ??!!
「うわっ!!」
「あ・・木崎くん」
ぶっ、物体がしゃべりおったーーーっ!!
――ん?待てよ?
この声・・
バイクの側でしゃがみこんでる黒い物体に顔を近づけると
「!!」
やっぱり、 瑞!
寒さで顔を真っ赤にしてうずくまっとる
一体、なにしとんのや
「あの・・ごめん。話したくて、その・・」
そう言って、瑞は立ち上がった。
寒さからか?声が震えとる
目ぇも潤んどるし。なんや・耳まで真っ赤やないかっ!
フラッ・・
「―――!!!」
わっ!いきなり、瑞の体がふらついた。
ガシッ
――とっ!なんとか受け止めたけど、
え?なんや?なんでこんなに息荒いんや?
ふっと瑞のおでこに手をやると、
「―――なんや!熱あるやんけ!!」
瑞はぐったりとして動かない、いや動けないんや。
「っつたく!!なにしとんやっ!
んな寒ィトコにいてるからっ・・」
「あ・・やっと、声きけた」
「アホかっ!そんなん言うとる場合ちゃうやろ!!」
「ウチどこや?送ってくわ。」
「・・ここから・・電車で1時間くらい・・」
「は??どっから来よるん?!!1時間て!」
「はは」
「あ!おい、瑞っ!!」
「さみ・・」
帰りに少しサークルに顔を出してから、俺はバイクの止めてある駐輪場へ向った。
日ィ、短こーなったなぁ・・
まだ4時半やのに、薄暗いわ
バイクの側まで来ると、
「ん?」
ゴソッ・・
く、黒い物体っ??!!
「うわっ!!」
「あ・・木崎くん」
ぶっ、物体がしゃべりおったーーーっ!!
――ん?待てよ?
この声・・
バイクの側でしゃがみこんでる黒い物体に顔を近づけると
「!!」
やっぱり、 瑞!
寒さで顔を真っ赤にしてうずくまっとる
一体、なにしとんのや
「あの・・ごめん。話したくて、その・・」
そう言って、瑞は立ち上がった。
寒さからか?声が震えとる
目ぇも潤んどるし。なんや・耳まで真っ赤やないかっ!
フラッ・・
「―――!!!」
わっ!いきなり、瑞の体がふらついた。
ガシッ
――とっ!なんとか受け止めたけど、
え?なんや?なんでこんなに息荒いんや?
ふっと瑞のおでこに手をやると、
「―――なんや!熱あるやんけ!!」
瑞はぐったりとして動かない、いや動けないんや。
「っつたく!!なにしとんやっ!
んな寒ィトコにいてるからっ・・」
「あ・・やっと、声きけた」
「アホかっ!そんなん言うとる場合ちゃうやろ!!」
「ウチどこや?送ってくわ。」
「・・ここから・・電車で1時間くらい・・」
「は??どっから来よるん?!!1時間て!」
「はは」
「あ!おい、瑞っ!!」



