《瑞area》
それから、部屋へ戻ってきた静に、延々、千代兄ぃの事を聞かれ続けた私は、木崎くんの事を考える余裕がなかった。
その静んちからの帰り道
~~~♪~~♪
ん? 「あ、電話っ!」
駅へと向う交差点の手前で、私のスマホは鳴った。
相手は
≪千代兄≫
? なんだろ。 そう思いながら電話に出た。
「もしもし?」
「瑞。まだ静ちゃんち?」
「え?ううん。今、駅に向って帰るトコ。」
「ああ良かった。じゃ、電車に乗るなよ?もう外、暗くなってきたから、迎えにいくよ。」
え?
「駅前で待ってな。」
「あ、うん」
千代兄ィ。もう用事すんだのかな?
駅前まで来ると、既に千代兄ぃの車は停まっていて
私に気付いたのか、運転席から降りてきた千代兄ぃは、
「お帰りなさいお姫様♪」と笑顔つきで助手席のドアを開けてくれた。
その光景を、道行く人(主に女の人)がジロジロみて行く。
私は、恥ずかしくなって、すばやく助手席へと乗り込んだ。
「どうかした?瑞?」千代兄ぃは、運転席に乗り込むと、そう聞いてくる。
「///じ、自分で、ドアくらい開けれるし、」
と呟くと、
「俺がそうしたいの♪ダメだった?」とまた、微笑む。
///////
「う///は、恥ずかしいじゃん」
「なんで?」
はぁー。もぉ・・
「千代兄ぃみたいな男の人にあんなコトしてもらってる女って、どれだけイイ女って?カンジで見ていかれるし」
「瑞はこんなに可愛いんだから、問題ないだろ?」
「~~~~///はぁぁあ~~///そ、そんな真顔で言わないでよっ///じょーダンに聞こえなくなるでしょ///」
「じょーだんなんかじゃないんだけどな」
フッと笑うってそう言うと、千代兄ィは車を出した。
ど、どこまで、本気かわかんないな、千代兄ぃは!
《奈津area》
ぽっ。ぽつ。
・・・雨 か・・
メットに水滴があたる。
住んでるマンションへ着いた頃には、もうずぶ濡れ状態となっていて。
俺は駐輪場にバイクを停め、キーを抜くと、
ドアの前まで歩いて行った。
寒い・・・
部屋へ入り、濡れた服を脱ぎ捨ると、そのままベッドへ倒れこんだ。
《瑞area》
あ、雨・・
木崎くん、バイクだったから ・・大丈夫かな。
濡れてないかな。
千代兄ぃの車のフロントガラスにあたる雨を見ながら、そんなコト思っていると、
「瑞、ちょっと寄り道な。」
「え?」 そう聞きなおすより先に、車は右へと曲がった。
?どこ行くんだろ
少し進んで行くと、長い壁が現れてきた。
「なに?ドコ行くの?」
人通りもないし、
初めて通る道に少し不安。
キッ!
そこで、千代兄ぃは車を停めた。
?「千代兄ぃ?」
「・・さっきの用事」
「え?」
「・・墓参りしてきた」 「あ。 ・・うん」
そうだったんだ。千代兄ぃ・・
「瑞。 ・・さっきの、静ちゃんちで会ったあの男」
「!」
「俺、知ってんだけど。」
――――!!! 「ち、千代兄、」
「お前、
なにしてるの?あいつって・・」
「うっ!!―― わ、わかってるよ!!千代兄ぃ!」
その続きの言葉を聞きたくなかった
そう・・わかってるからっ・・
「・・千代兄ぃは、やっぱり鋭いね。写真でしか見たことないのに」
病室の ・・白い壁に貼られてた ・・あの写真。
その中で笑顔を見せてる木崎くんの顔を。
「・・柚の想い人。
だろ?」
「・・・ぅ・・ん」
そう。大事な大事な柚・・
私の
・・・・妹。
木崎くんが、大好きで大好きで、
何度も、打明けようとした柚。
でも、結局できなかった。
その恋は実ることがなく終わってしまった・・
実るどころか、存在すらわかってもらえず、
っぅ―――――・・っ!
私に、あんな言葉を残して
柚っ・・
「かなり無理してるだろ?」
「!!」
「あいつを見る時の、お前って、顔引きつってたし、」
「えっ!!」
そ、そんな顔してたの?私。
「やめとけ。」
「え?」
「柚の好きだったヤツなんてやめておけよ。」
ち、千代兄ィ
「・・う。でも、私・・」
「柚にでもなった気でいるのか?」
――――――――!!!!
「柚の出来なかったこと、してやってんだろ?」
「なっ・・!なんで、わか・・っ、」
グイっ!! 「――!!きゃ」
思いっきり腕を捕まれて千代兄ィの胸元へ引き寄せられた。
「――――っ!やめろって!!」 搾り出すような声
!―――ち、千代兄ィっ、
うっ、
「うぁ、うあ――っんっ・・ぅあ・・」
私は千代兄ィの胸で大泣きしてしまっていた。
涙が止まらなかった
ずっと1人で抱え込んできたものが崩れていく
どうしていいかわからずにいた・・っ
柚のため。柚の存在を残したかったの
でも、もうこれ以上、私の勝手な想いで彼を傷つけちゃいけないよね。
そうだよね
「うっ、うっ・・」 声が上手くでない
うっく
う・・
「え?あっ、ちょっ、千代・・にっ」
涙で濡れた頬や口元を千代兄ぃの唇で拭われる。
「--///っやっ」
「あの彼と、Hした?」
「うっ!///」
「ふーん。したんだ・・」
「--っう」
「最低だなお前。」
「!!!」 えっ?!!ち、千代兄ぃ
「柚の想い人と寝たのか。ふ。
よく寝られたもんだな。」
「ぅつっ、う・・ ひどい。そんな風に言わなくても・・」
「は?どっちがだよ。」
「--!!」 ち、千代兄ィっ ・・ぅ
っつ!!
強い力で、顎を捕まれ、口の中に中指を押し込められる!
――っうぁ
「償えよ」 ニッ♪
あぁっ、 ・・そ、そうだった・・っ
千代兄ィが、こーゆー性格だったの忘れてたよっ!!!
「な・・んで、千代兄ィに、償わなきゃ・・あっ・・ぅ」
口の中に指を入れられてるから、上手くしゃべれない。
「ふん、他の男とヤリやがって。」
「////っ、そん・・なの、関係ない・・で・・」
「は?聞こえねーよ、ちゃんとしゃべれ。」ニュル
「ぅあっん!///」 舌を入れてきたしっ!!
「や・・ら・・ぁ」
そんな言葉にならない声を出して抵抗したけど、千代兄ィには全くきかなくて
それどころか、ますます舌と指の動きが激しくなるっ///
く、苦しい・・っ
酸素が足りなくて、顔が紅潮し、息が荒くなる。
そんな私の姿が、
千代兄ィをまたおかしくさせる。
「やめ・・」
私のそんな声は、たぶん千代兄ィには聞こえない。
ううん、聞こえないんじゃない。
聞こえてても、無視されてるだけなんだ。
でも、
今回は違った。千代兄ィはすぐに私の口から指も、唇も離してくれた。
ああ・・それでもこの時点で、木崎くんにはキモイとか思われるだろーな。
ハッ!
ば、ばか・・何、言ってんの私。
もう木崎くんとは・・もう・・
二度と、―――――っぅ・・っ
まだこんなに胸が痛い・・っ
「参ったな。すでに、重症?」
「!!」 千代兄ぃの言葉が、胸を突く。
たぶん、私の歪んだ表情を見てそう思ったんだろう
千代兄ぃは、鈍くない。
「はぁー。俺のテクで、全て忘れさせようと思ったんだけどね?」
「っ、?」 な、なに///テクって!!
そ、そりゃ、千代兄ィは、たしかに////う~~~
「涙しか止められなかったか。」
そう苦笑いして言う千代兄ぃ。
――え? じゃ、わざと
私がこれ以上、考えないように、苦しまないように
そんなキモチを紛らわせるために?
「ま、俺の欲望が、かなりはいっちゃってるケド♪」
!! 「も、もぉ~~///千代兄ィっ!」
どこまでが冗談で、どこまでが本気かはわからないけど
涙は止まってた
あ・・りがとね。千代兄ぃ
「あいつに、柚の事、言ってあるのか?」
背もたれに体を倒して、千代兄ぃがそう呟く。
「ううん。」
「言わない気?」
「・・ううん、日曜日に、約束してるの。ドコへ行くかは、まだ木崎くんには、教えてはないケド」
「あそこへ連れて行くのか?」
「・・うん、ソコで全て言うつもり。」
「その後はどうする?」
「・・ホントの事、聞いたら嫌われちゃうよ。・・だから、心配しないで。それで、終わりになるから」
「・・・・」
日曜日の約束。木崎くんは来てくれるかな。
かなり、怒ってたし。
怒らせちゃったし・・
もしかしたら、本当の事を話す前に、終わっちゃうかもしれない・・
それから、部屋へ戻ってきた静に、延々、千代兄ぃの事を聞かれ続けた私は、木崎くんの事を考える余裕がなかった。
その静んちからの帰り道
~~~♪~~♪
ん? 「あ、電話っ!」
駅へと向う交差点の手前で、私のスマホは鳴った。
相手は
≪千代兄≫
? なんだろ。 そう思いながら電話に出た。
「もしもし?」
「瑞。まだ静ちゃんち?」
「え?ううん。今、駅に向って帰るトコ。」
「ああ良かった。じゃ、電車に乗るなよ?もう外、暗くなってきたから、迎えにいくよ。」
え?
「駅前で待ってな。」
「あ、うん」
千代兄ィ。もう用事すんだのかな?
駅前まで来ると、既に千代兄ぃの車は停まっていて
私に気付いたのか、運転席から降りてきた千代兄ぃは、
「お帰りなさいお姫様♪」と笑顔つきで助手席のドアを開けてくれた。
その光景を、道行く人(主に女の人)がジロジロみて行く。
私は、恥ずかしくなって、すばやく助手席へと乗り込んだ。
「どうかした?瑞?」千代兄ぃは、運転席に乗り込むと、そう聞いてくる。
「///じ、自分で、ドアくらい開けれるし、」
と呟くと、
「俺がそうしたいの♪ダメだった?」とまた、微笑む。
///////
「う///は、恥ずかしいじゃん」
「なんで?」
はぁー。もぉ・・
「千代兄ぃみたいな男の人にあんなコトしてもらってる女って、どれだけイイ女って?カンジで見ていかれるし」
「瑞はこんなに可愛いんだから、問題ないだろ?」
「~~~~///はぁぁあ~~///そ、そんな真顔で言わないでよっ///じょーダンに聞こえなくなるでしょ///」
「じょーだんなんかじゃないんだけどな」
フッと笑うってそう言うと、千代兄ィは車を出した。
ど、どこまで、本気かわかんないな、千代兄ぃは!
《奈津area》
ぽっ。ぽつ。
・・・雨 か・・
メットに水滴があたる。
住んでるマンションへ着いた頃には、もうずぶ濡れ状態となっていて。
俺は駐輪場にバイクを停め、キーを抜くと、
ドアの前まで歩いて行った。
寒い・・・
部屋へ入り、濡れた服を脱ぎ捨ると、そのままベッドへ倒れこんだ。
《瑞area》
あ、雨・・
木崎くん、バイクだったから ・・大丈夫かな。
濡れてないかな。
千代兄ぃの車のフロントガラスにあたる雨を見ながら、そんなコト思っていると、
「瑞、ちょっと寄り道な。」
「え?」 そう聞きなおすより先に、車は右へと曲がった。
?どこ行くんだろ
少し進んで行くと、長い壁が現れてきた。
「なに?ドコ行くの?」
人通りもないし、
初めて通る道に少し不安。
キッ!
そこで、千代兄ぃは車を停めた。
?「千代兄ぃ?」
「・・さっきの用事」
「え?」
「・・墓参りしてきた」 「あ。 ・・うん」
そうだったんだ。千代兄ぃ・・
「瑞。 ・・さっきの、静ちゃんちで会ったあの男」
「!」
「俺、知ってんだけど。」
――――!!! 「ち、千代兄、」
「お前、
なにしてるの?あいつって・・」
「うっ!!―― わ、わかってるよ!!千代兄ぃ!」
その続きの言葉を聞きたくなかった
そう・・わかってるからっ・・
「・・千代兄ぃは、やっぱり鋭いね。写真でしか見たことないのに」
病室の ・・白い壁に貼られてた ・・あの写真。
その中で笑顔を見せてる木崎くんの顔を。
「・・柚の想い人。
だろ?」
「・・・ぅ・・ん」
そう。大事な大事な柚・・
私の
・・・・妹。
木崎くんが、大好きで大好きで、
何度も、打明けようとした柚。
でも、結局できなかった。
その恋は実ることがなく終わってしまった・・
実るどころか、存在すらわかってもらえず、
っぅ―――――・・っ!
私に、あんな言葉を残して
柚っ・・
「かなり無理してるだろ?」
「!!」
「あいつを見る時の、お前って、顔引きつってたし、」
「えっ!!」
そ、そんな顔してたの?私。
「やめとけ。」
「え?」
「柚の好きだったヤツなんてやめておけよ。」
ち、千代兄ィ
「・・う。でも、私・・」
「柚にでもなった気でいるのか?」
――――――――!!!!
「柚の出来なかったこと、してやってんだろ?」
「なっ・・!なんで、わか・・っ、」
グイっ!! 「――!!きゃ」
思いっきり腕を捕まれて千代兄ィの胸元へ引き寄せられた。
「――――っ!やめろって!!」 搾り出すような声
!―――ち、千代兄ィっ、
うっ、
「うぁ、うあ――っんっ・・ぅあ・・」
私は千代兄ィの胸で大泣きしてしまっていた。
涙が止まらなかった
ずっと1人で抱え込んできたものが崩れていく
どうしていいかわからずにいた・・っ
柚のため。柚の存在を残したかったの
でも、もうこれ以上、私の勝手な想いで彼を傷つけちゃいけないよね。
そうだよね
「うっ、うっ・・」 声が上手くでない
うっく
う・・
「え?あっ、ちょっ、千代・・にっ」
涙で濡れた頬や口元を千代兄ぃの唇で拭われる。
「--///っやっ」
「あの彼と、Hした?」
「うっ!///」
「ふーん。したんだ・・」
「--っう」
「最低だなお前。」
「!!!」 えっ?!!ち、千代兄ぃ
「柚の想い人と寝たのか。ふ。
よく寝られたもんだな。」
「ぅつっ、う・・ ひどい。そんな風に言わなくても・・」
「は?どっちがだよ。」
「--!!」 ち、千代兄ィっ ・・ぅ
っつ!!
強い力で、顎を捕まれ、口の中に中指を押し込められる!
――っうぁ
「償えよ」 ニッ♪
あぁっ、 ・・そ、そうだった・・っ
千代兄ィが、こーゆー性格だったの忘れてたよっ!!!
「な・・んで、千代兄ィに、償わなきゃ・・あっ・・ぅ」
口の中に指を入れられてるから、上手くしゃべれない。
「ふん、他の男とヤリやがって。」
「////っ、そん・・なの、関係ない・・で・・」
「は?聞こえねーよ、ちゃんとしゃべれ。」ニュル
「ぅあっん!///」 舌を入れてきたしっ!!
「や・・ら・・ぁ」
そんな言葉にならない声を出して抵抗したけど、千代兄ィには全くきかなくて
それどころか、ますます舌と指の動きが激しくなるっ///
く、苦しい・・っ
酸素が足りなくて、顔が紅潮し、息が荒くなる。
そんな私の姿が、
千代兄ィをまたおかしくさせる。
「やめ・・」
私のそんな声は、たぶん千代兄ィには聞こえない。
ううん、聞こえないんじゃない。
聞こえてても、無視されてるだけなんだ。
でも、
今回は違った。千代兄ィはすぐに私の口から指も、唇も離してくれた。
ああ・・それでもこの時点で、木崎くんにはキモイとか思われるだろーな。
ハッ!
ば、ばか・・何、言ってんの私。
もう木崎くんとは・・もう・・
二度と、―――――っぅ・・っ
まだこんなに胸が痛い・・っ
「参ったな。すでに、重症?」
「!!」 千代兄ぃの言葉が、胸を突く。
たぶん、私の歪んだ表情を見てそう思ったんだろう
千代兄ぃは、鈍くない。
「はぁー。俺のテクで、全て忘れさせようと思ったんだけどね?」
「っ、?」 な、なに///テクって!!
そ、そりゃ、千代兄ィは、たしかに////う~~~
「涙しか止められなかったか。」
そう苦笑いして言う千代兄ぃ。
――え? じゃ、わざと
私がこれ以上、考えないように、苦しまないように
そんなキモチを紛らわせるために?
「ま、俺の欲望が、かなりはいっちゃってるケド♪」
!! 「も、もぉ~~///千代兄ィっ!」
どこまでが冗談で、どこまでが本気かはわからないけど
涙は止まってた
あ・・りがとね。千代兄ぃ
「あいつに、柚の事、言ってあるのか?」
背もたれに体を倒して、千代兄ぃがそう呟く。
「ううん。」
「言わない気?」
「・・ううん、日曜日に、約束してるの。ドコへ行くかは、まだ木崎くんには、教えてはないケド」
「あそこへ連れて行くのか?」
「・・うん、ソコで全て言うつもり。」
「その後はどうする?」
「・・ホントの事、聞いたら嫌われちゃうよ。・・だから、心配しないで。それで、終わりになるから」
「・・・・」
日曜日の約束。木崎くんは来てくれるかな。
かなり、怒ってたし。
怒らせちゃったし・・
もしかしたら、本当の事を話す前に、終わっちゃうかもしれない・・



