亀裂
「ねえねえ、プロメテオって初恋いつなの?」
と水の精の彼女セレンに聞かれた。俺は少し意地悪をしたくて「さあ、覚えてないな〜あ、でも気になる人はいるかも。」と答えた。「ええ〜?!だれだれ!!」と彼女は興味津々だ。俺の初恋はお前だよって言えたら良いのにな...。「今は教えられないな。」と言い、俺はニヤリと笑った。
私は見てしまった。火山の近くで楽しそうに話すプロメテオと私の親友アクアを。今日は彼の部屋に行く日だったので、私は火山の近くまで来ていた。待ち合わせの場所に近づくとさっき説明した光景を見てしまったのだ。知りたくなかったなあ彼の初恋の人は自分の親友でしたってオチ。もう今日は帰ろうか。と私は思い、踵を返して歩き始めた。その時、「おい!!セレン!!待てよ!!」とプロメテオが追いかけて来た。私は力の限り叫んだ。「来ないで!!」彼が一瞬怯んだのが分かった。私は声を押し殺して言った。「いいの?アクアのこと放っといて。私はあなたの初恋を応援するって決めた。だから、彼女の親友として言わせて。あの子はとてもいい子よ。あなたと絶対釣り合うはず。私より美人だし、優しいし、なにより...」私が言い終わらないうちに「やめろよ!」と彼が叫んだ。「なんだよ、応援するって。お前、何か勘違いしてるだろ。」そう言われ、私はとうとう堪忍袋の緒が切れてしまった。「は?!私が勘違いしてるって?馬鹿にしないでよね!アクアのことが好きなのに中々素直にならないあなたに言われたくないわ!もういい、今日は帰る。じゃあね!お幸せに!」と私は言い捨てて今度こそ踵を返して歩き出した。
「ねえねえ、プロメテオって初恋いつなの?」
と水の精の彼女セレンに聞かれた。俺は少し意地悪をしたくて「さあ、覚えてないな〜あ、でも気になる人はいるかも。」と答えた。「ええ〜?!だれだれ!!」と彼女は興味津々だ。俺の初恋はお前だよって言えたら良いのにな...。「今は教えられないな。」と言い、俺はニヤリと笑った。
私は見てしまった。火山の近くで楽しそうに話すプロメテオと私の親友アクアを。今日は彼の部屋に行く日だったので、私は火山の近くまで来ていた。待ち合わせの場所に近づくとさっき説明した光景を見てしまったのだ。知りたくなかったなあ彼の初恋の人は自分の親友でしたってオチ。もう今日は帰ろうか。と私は思い、踵を返して歩き始めた。その時、「おい!!セレン!!待てよ!!」とプロメテオが追いかけて来た。私は力の限り叫んだ。「来ないで!!」彼が一瞬怯んだのが分かった。私は声を押し殺して言った。「いいの?アクアのこと放っといて。私はあなたの初恋を応援するって決めた。だから、彼女の親友として言わせて。あの子はとてもいい子よ。あなたと絶対釣り合うはず。私より美人だし、優しいし、なにより...」私が言い終わらないうちに「やめろよ!」と彼が叫んだ。「なんだよ、応援するって。お前、何か勘違いしてるだろ。」そう言われ、私はとうとう堪忍袋の緒が切れてしまった。「は?!私が勘違いしてるって?馬鹿にしないでよね!アクアのことが好きなのに中々素直にならないあなたに言われたくないわ!もういい、今日は帰る。じゃあね!お幸せに!」と私は言い捨てて今度こそ踵を返して歩き出した。


