「すえちゃん、ご飯中庭で食べよ~。」
幼なじみの吉井佳世はお弁当袋を片手にニカッと笑う。

もう10年以上の付き合いだが喧嘩1つしたことは無い。


大を付けてもよい程の親友だ。



「私な、好きな人できたんよ。今日その人も一緒にご飯食べてもいい?」

佳世は昔から恋大き、女だった。


「はぁ、いいよ。」

「なんでため息つくん?まあいいや。大丈夫、3人じゃなくて4人だから。」


何が大丈夫なのか?
よくわからないが
私は昔から面倒くさがりな所があり、このときは質問しなかった。


私は種本すえ
恋など1つもした事がない。佳世とは大違いだ。


そして今日が運命の日となった‥‥‥