もしもこの世界がバラ色なら私は幸せなのでしょうか 続編

……とまぁ、こんな感じ。




目の前にいる成長して大人になった咲来さんをチラリと見る。



今思えば、自分の妹が、他人の子を庇って目の前で死んだんだ。

何も思わないわけが無い。




「桜井藍……。ずっと親から虐待受けてたんでしょ?」



「あそこの家かなり有名なお家柄だから、母親からよく話を聞いていたのよ…。」



「……そうなんですね。」